韓国旅行は食べるのが楽しみの1つですよね。でも食べすぎてしまったり、胃腸を壊すこともあるかと思います。
過去に大学時代の友人と思い出の韓国ソウルへ2泊3日の旅行に行ったのですが、まさかの食中毒になってしまいました。今回はその体験談と、海外旅行で食中毒になった時の対処法、持っておくべき薬についてまとめました。
初日はサムギョプサル、グルメ旅の始まり!
ソウルに行ったのは10月、15時頃ソウル着の便で、初日は東大門でサムギョプサル、明洞で屋台食べ歩きというグルメ満喫コース!友達とキャッキャしながら、久しぶりの韓国ソウル旅を満喫していました。
この時はまさか、あんな地獄が待っているとは、、
夜、ホテルに戻ってお風呂から出た後、若干、おなかに違和感があったものの、この時は少しお腹が張るかな?くらいで、食べ過ぎだと思って気にせずに寝ました。
おなかの異変は翌朝から…
翌朝、少し胃がもたれる感じがしたのですが「昨日は食べ過ぎたかな」と、日本から持参していた胃薬を飲み、観光へ出発!江南で楽しみにしていたカンジャンケジャンを食べたり、弘大のおしゃれなカフェでケーキを食べたりと、この日も食べまくりでした。
下痢止めの薬を飲んでやり過ごす
夕方になり、晩ご飯を食べようとお店を探していた時、急にお腹が痛くなってデパートのトイレへ駆け込みました。なかなか強烈な下痢…!
友達も心配して「ホテルに帰る?」と言ってくれたのですが、せっかくの旅行で友達に迷惑をかけたくなかったので、とりあえず日本から持っていた下痢止めを飲んで、夕食へ。
お腹に優しいサムゲタンのお店を選び、私は少しだけ食べて20時半頃にはホテルに戻りました。
夜も東大門でショッピングの予定だったのですが、そんな余裕はまったくなく、ホテルに帰ることに。友達には本当に申し訳なかったです。
地獄の始まり
寝る前にもう一度下痢止めを飲んで寝たのですが、夜中の1時頃、激しい腹痛で目が覚めました。
そこからが地獄…。
下痢と嘔吐が止まらず、2時間以上トイレとベッドを行ったり来たり。上からも下からも止まらず、便器を見つめて呆然としていました。「これは食中毒だ!」と確信したものの、できることもなく苦しい時間でした。
水を飲むと吐いてしまうのが怖くて、水分もとらず朝の5時を迎えました。そのころには頭もぼーっとして、歩くのもフラフラになっていました。
友達のお母さん(看護師)の助言
海外旅行保険に入っていなかったので、どこにも相談できなかったため、藁にもすがる思いで友達のお母さん(看護師さん)に電話で相談してもらいました。
友達のお母さんいわく、「おそらくウイルス性の食中毒だろうから、とにかく体の中のウイルスを出すのが大事。フラフラするのは脱水症状を起こしているから水も飲んだ方がいい」とのこと。ただ、「高熱が出たり、これ以上悪化するなら、ホテルの人に病院を聞いて絶対に病院に行くべき」とも言われました。
結局、その日は一日中、ホテルでひたすら水を飲んで、トイレに行くという繰り返し。友達がずっと心配して看病してくれました。
幸い、そこからは悪化することはなく、夕方頃にはゆるやかに回復してきたのですが、観光する体力は残っておらず、私はホテルで休み、友達には一人で観光にいってもらいました。
最終日にはほぼ回復して帰りの飛行機に乗ることもできましたが、1日ズレていたら飛行機やホテルも変更しないといけなかったかもしれません。それでも、悪化して病院に行くことにならなくて、本当に良かったです。
食中毒の原因は…?
今回の食中毒の原因は、おそらく初日に食べたもの。
サムギョプサルと一緒に生ガキが出てきたのですが、それをそのまま食べたのが怪しいと思っています。(友達はカキが苦手で食べていませんでした。)ただ断定はできず、何があたったのかは謎のままです。
原因は…?反省点と今後の対策
今回のことで、本当に反省したことがいくつかあります。
反省その1:海外旅行保険に入っておくべきだった
当たり前なのですが、海外旅行保険には入っておくべきでした。保険に入っていれば、言葉が通じない外国でも保険会社に連絡することですぐに病状を相談することもでき、いざとなれば病院の案内もしてくれたはずです。
以前は楽天のクレジットカードに付帯する海外旅行保険があったのですが、改悪によりツアー旅行じゃないと保険が適用されなくなりました。そのことは知っていたのですが、2泊の韓国旅行だから大丈夫だろうと海外旅行保険には入っていませんでした。とても反省しています。
この食中毒事件以降は、短期間でも必ず海外旅行保険に加入するようにしています。(思っていたよりも安かったです。)
反省その2:生ものは食べるべきではなかった
旅行で疲れていると免疫力も下がってしまいます。その時に加熱していない生ものはリスクがあったかもしれません。同じ物を食べても体調によってはおなかを壊すこともあります。
この事件以降は、海外旅行中に少し疲れているなと思うときには、加熱されたものを食べるようにしています。(もしくは少しの量だけにしています。)せっかくの旅行なので、現地でしか食べられないものもありますが、体調を壊しては旅行が台無しになってしまうので我慢です。
反省その3:下痢止めを飲むべきではなかった
初めての食中毒だったので、知らなかったのですが、食中毒はウイルス性のことが多いので、とにかくウイルスを体から出すことが大切だそうです。
にもかかわらず、私は下痢止めの薬を飲むことでウイルスを体に留めてしまっていました。個人的な考えですが、もし下痢止めを飲んでいなければ、症状も少しはマシだったかもしれません。
下痢をしている時は、トイレにいけない緊急時以外は下痢止めではなく、ビオフェルミンなどの整腸剤を飲むのがいいかと思います。
反省その4:経口補水液を持参しておくべきだった
少し大げさかもしれませんが、脱水になった時にポカリスウェットなどのスポーツドリンクや経口補水液は大切だと実感しました。粉のタイプであればかさばらないので、急な体調変化に備えて持参しておくと、もしもの時に安心できます。
海外旅行で食中毒になった時の対処法まとめ
今回の経験を踏まえ、海外旅行で食中毒になった時の対処法をまとめました。
- 整腸剤を服用する
下痢止めは症状を悪化させる可能性があるので、整腸剤を服用するのがおすすめです。 - 水分補給を徹底する
嘔吐下痢が続く時は、脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給が重要です。ゆっくり少しづつ飲みましょう。水だけでなく、経口補水液やスポーツドリンクなどで電解質や塩分も補給しましょう。 - 症状が改善しない場合は病院へ
高熱が出たり、症状が重い場合は、迷わず病院を受診しましょう。海外旅行保険に加入していれば、保険会社に相談できますし、キャッシュレスで受診できる場合もあります。
もし保険に入っていなくても、体調が一番大切です。緊急時にはホテルの人にお願いするなどして、必ず病院に行くようにしましょう。
まとめ
今回の経験は本当に苦しく、友達にも迷惑をかけてしまいました。せっかくのソウル旅行が台無しになってしまい、残念でした。この経験を共有することで、海外旅行に行く方の備えと対策になれば幸いです。
海外旅行に行く際は、万が一のことも考えて、薬の準備や海外旅行保険への加入を忘れずに、楽しい旅行にしてくださいね!
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