せっかくのヨーロッパ旅行、地下鉄を乗りこなして、たくさんの場所を観光したい!
そう思っていても、常に付きまとうのがスリの不安ですよね。特にヨーロッパの都市部では、観光客を狙ったスリが多発しており、私も過去に恐ろしい経験をしました。
これからヨーロッパ旅行に行く方は、私の実体験を教訓に、海外旅行でスリ被害に遭わないよう対策してください。
イタリアローマの地下鉄で、まさかのスリ
数年前、憧れのイタリア・ローマに一人旅しました。卒業旅行以来、2度目のローマ。
歴史的な建造物や美味しいイタリア料理を満喫していたのですが、その旅の途中で、少し怖い体験をしてしまいました。それは、ローマの地下鉄での出来事です。
ローマの地下鉄はいつも混雑しており、私が乗車した際も、車内は非常に混み合っていました。
乗客同士がぎゅうぎゅうに身を寄せ合うほどの状況で、スリが多いということも事前に知っていたため、私は警戒して、ショルダーバッグを身体の前に抱え、ファスナー部分をしっかりと手で押さえていました。
いくつかの駅を過ぎて、さらに混雑してきた車内。私は比較的ドアに近い場所に立っていました。
あと数駅で下車という時、バッグのファスナーを押さえていた私の手に誰かの手が当たりました。最初は混み合っているので、偶然手が当たっているのかな?と思っていたのですが、明らかにファスナーを探している様子。
驚いてその手を見ると、隣に立っていた中学生くらいの女の子が私のバッグに手を伸ばしていたのです!
その子の目を見て「NO!」と声を上げましたが、その女の子は目をそらして、さらにバッグへと手を伸ばしてくるのです。
背筋がゾッとするような感覚に襲われました。スリに遭ったことよりも、「NO!」と言ったにもかかわらず、無視して強引にファスナーを開けようとする少女に恐ろしさを感じました。
しばらく攻防は続きましたが、結局、その女の子は次の駅で降りていきました。恐怖と驚きはもちろんですが、あんな若い女の子がスリを働いていることに心が痛くなりました。決して身なりがいいとは言えない彼女の後ろ姿が忘れられません。
幸い、何も盗られることはありませんでしたが、もし私が警戒してファスナーを押さえていなかったら、被害に遭っていたはずです。
セキュリティポーチの重要性を再認識!
それ以降、ヨーロッパの中でもスリが多い地域へ行く際は、必ずセキュリティポーチを服の下に着用するようにしています。
私はお札が入った財布やクレジットカードなどはセキュリティポーチにいれて、交通カードと1回の食事分くらいの少額のお金のみをバッグに入れています。
バッグのお金が足りなくなってきたら、トイレに行った時にセキュリティポーチから補充します。駅など人が多い場所で、お金や財布は出さない(見せない)ように注意しています。
ヨーロッパはスマホの盗難もとても多いので、スマホは必ず目立つ色の紐(ネックストラップ等)でベルトやバッグに繋げるようにしています。
正直、少しは海外旅行も慣れているので大丈夫だろうと思っていたのですが、ローマの地下鉄で経験したスリ未遂事件でセキュリティポーチの重要性を再認識するとともに、海外では常に警戒心を持つことが大切だと、改めて感じました。
もちろん、セキュリティポーチを着用しているからといって、油断は禁物です。しかし、旅行中は時差や疲れで気が緩むこともあります。そのような時にバッグだけでは不安ですが、セキュリティポーチがあれば、多少なりとも安心できるのではないでしょうか。
おすすめのセキュリティポーチ
セキュリティポーチは、海外旅行などで貴重品を盗難から守るための携行用ポーチです。服の下に装着し、スリなどの被害を減らせます。パスポート、現金、カードなどを収納でき、両手が自由になるのも利点。
素材は通気性や速乾性に優れたものが多く、RFIDブロッキング機能付きのタイプはスキミング対策にも有効です。旅行中の安全を確保する上で、欠かせないアイテムと言えるでしょう。。
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